テストマーケティングの費用・見積り・依頼|BtoB新規事業の手法別の目安

テストマーケティングの費用・見積り・依頼|BtoB新規事業の手法別の目安

2025/8/8

「新規事業のテストマーケティングを外部に頼みたいが、いくらかかるのか見当がつかない」
「見積もりを取ったら会社ごとに金額も中身もバラバラで、比べ方が分からない」

テストマーケティングの費用は、どの手法で、何を、どれだけ検証するかによって大きく変わります。そのため「相場はいくら」という一つの数字だけでは、自社にとって妥当かどうかを判断できません。

そこで今回は、BtoBの新規事業でよく使われるテストマーケティングの手法ごとに費用の目安を整理し、見積もりの金額を左右する要素と、費用を無駄にしない進め方をご紹介します。新規事業のテストマーケティングを支援している私たちEmpowerXが、実際の支援事例も交えてお伝えします。

テストマーケティングの費用は、どの手法で、何を、どれだけ検証するかで大きく変わります。BtoBでは、リサーチ会社への調査委託、LPとWeb広告、テレアポ型(インサイドセールスでの検証)の3つが中心です。テレアポ型を外部に依頼する場合の見積りは、検証したい仮説の数、ターゲットの件数、架電量、期間の4つで決まります。

テストマーケティングとは

テストマーケティングとは、新しい商品やサービスを本格的に市場に投入する前に、限られた範囲で試験的に売り出し、市場の反応を確かめる取り組みです。

BtoBの場合、店頭での試験販売のような方法は取りにくいため、「想定顧客に実際に提案して、商談になるか・買ってもらえるか」を確かめる形が中心になります。アンケートの回答よりも、実際の商談での反応のほうが、本格展開の判断材料として信頼できるからです。

進め方の全体像は、テストマーケティングのやり方|初心者でも成功する5つの手順で解説しています。

テストマーケティングの費用相場:手法別の目安

BtoBの新規事業で使われる主な手法と、費用の目安は次のとおりです。比較メディアや各社の公開情報をもとにした目安で、検証の規模や期間によって上下します。

手法

費用の目安

確かめられること

リサーチ会社に調査を委託

1回の調査で100万〜200万円程度

市場規模、ニーズの有無、受け入れられる価格帯

LP+Web広告

広告費で月5万〜50万円程度(LP制作費は別)

検索や広告への反応、訴求の比較、資料請求の数

テレアポ型(インサイドセールスでの検証)

外部に依頼する場合、月30万〜100万円程度

想定顧客の反応、決裁者の関心、実際に商談になるか

どの手法が向いているかは、確かめたいことによって変わります。市場の大きさや一般的なニーズを知りたいなら調査、訴求の違いを比べたいならLP+広告、「この相手が本当にお金を払う課題を持っているか」を確かめたいならテレアポ型、という使い分けが基本です。

BtoBでは、購入を決めるのが担当者ではなく決裁者であることが多いため、調査や広告の反応だけでは判断を誤ることがあります。決裁者と直接話せるテレアポ型は、費用はかかるものの、本格展開の判断に直結する情報を得やすい手法です。

見積もりの金額を左右する4つの要素

テレアポ型のテストマーケティングを外部に依頼する場合、見積もりは主に次の4つで決まります。

  1. 検証したい仮説の数:ターゲット業界や訴求の組み合わせが多いほど、必要な接触数が増えます

  2. ターゲットの件数:アプローチするリストの規模と、リスト作成から依頼するかどうか

  3. 架電量(接触量):月あたりの架電・メールの量と、担当者を専任で置くかどうか

  4. 期間:1〜2か月で結論を出すのか、半年かけて段階的に検証するのか

見積もりを比べるときは、総額だけでなく、この4つがどう設定されているかを揃えて比べると、金額の差の理由が見えてきます。

新規事業のテストマーケティングを外部に任せる場合は、新規事業のテストマーケティング代行をご覧ください。

費用を無駄にしないための進め方

1. 検証したいことを、先に一文で決める

「〇〇業界の情報システム部長は、△△の課題に月額□万円を払うか」のように、確かめたいことを一文にしてから始めます。ここが曖昧なままだと、件数はこなしたのに判断材料が残らない、という結果になりがちです。仮説の立て方は、仮説検証フレームワークの解説記事も参考にしてください。

2. 本格展開に近い条件でテストする

テストのときだけ大幅に値引きしたり、特別な相手だけに当てたりすると、本格展開で同じ結果は出ません。価格、提案内容、ターゲットは、実際に売るときの条件にできるだけ近づけます。

3. 小さく始めて、結果を見て広げる

最初から大規模に投資するのではなく、1〜2か月の短い期間で反応を確かめ、手応えのあった業界や訴求に絞って規模を広げます。途中で「この仮説は外れた」と分かることも、立派な成果です。

支援事例:東急株式会社「ツギツギ」

東急株式会社の新規サービス「ツギツギ」では、紹介や問い合わせが中心だった営業から一歩進め、事業を本格的に伸ばすためにアウトバウンドでの検証を始めました。

EmpowerXが担ったのは、単に架電件数をこなすことではなく、「どのような情報や反応を取れば次の判断ができるか」を先に決めたうえで動く、PoC型のインサイドセールスです。開始から1〜2か月の時点で、数千件のコールを行い、数十件の商談を設定しました。この過程で、反応の良い業界や相手の立場が見えてきたことが、次の展開を決める材料になっています。

東急株式会社の支援事例を見る

外部に頼むときの判断基準は、新規事業のテストマーケティングを外部に頼むときの判断基準5つで、まとめています。 PoCの進め方は、新規事業のPoCで、顧客の反応を確かめる方法5ステップをご覧ください。

よくある失敗パターン

  • テストの条件が本番と違う:テストで好反応だったのに、本格展開すると全く違う結果になる

  • 件数だけを目標にしてしまう:架電数や資料請求数は増えたが、「なぜ売れたか・売れなかったか」が残らない

  • 分かった課題を放置する:テストで見えた課題に手を打たないまま、本格展開に進んでしまう

FAQ

Q. BtoBのテストマーケティングには、どんな手法がありますか? A. リサーチ会社への調査委託、LPとWeb広告、テレアポ型(インサイドセールスでの検証)の3つが中心です。市場の大きさを知りたいときは調査、訴求の比較にはLPと広告、顧客が本当にお金を払う課題を持っているかを確かめるにはテレアポ型が向いています。

Q. 見積りの金額は、何で決まりますか? A. テレアポ型を外部に依頼する場合、検証したい仮説の数、ターゲットの件数、架電量、期間の4つで決まります。複数の見積りを比べるときは、この4点の設定をそろえると、金額の差の理由が分かります。

Q. テストマーケティングの費用を無駄にしないためには、どうすればよいですか? A. 検証したいことを先に一文で決め、本格展開に近い条件でテストし、小さく始めて結果を見て広げます。

新規事業の立ち上げの全体の流れは、新規事業の立ち上げ方5ステップで、まとめています。

最後に

テストマーケティングの費用は、リサーチ会社への委託で1回100万〜200万円程度、LP+広告で月5万〜50万円程度、テレアポ型を外部に依頼する場合で月30万〜100万円程度が目安です。ただし金額そのものより、「何を確かめるために、どの手法を、どれだけ使うか」を先に決めることが、費用を無駄にしない一番の近道です。

EmpowerXでは、検証したい仮説の整理から、テレアポ型のテストマーケティングの実行、結果の分析までを一貫して支援しています。仮説の数や期間に合わせてお見積もりしますので、「まず何を確かめるべきか分からない」という段階からでもご相談ください。

テストマーケティングを外部に頼むときの判断基準は、「新規事業のテストマーケティングを外部に頼むときの判断基準5つ」で、まとめています。

新規事業のテストマーケティング代行の詳細はこちら

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