努力できる遺伝子は存在する?新規事業リーダーの条件

努力できる遺伝子は存在する?新規事業リーダーの条件

堀本大然

2025/7/19

努力できる遺伝子は本当に存在するのか?

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「あの人は努力ができる人だ」

ビジネスの世界でよく耳にするこのフレーズ。新規事業を任せるリーダー選びでも、この「努力できる能力」は重要な判断基準になります。でも、ちょっと待ってください。そもそも努力できる能力とは、生まれ持った才能なのでしょうか?それとも誰でも身につけられるものなのでしょうか?

実は科学的研究によれば、努力できる能力には遺伝的要素が関わっていることが明らかになっています。

DNAと脳の結合を表現した概念図ミシガン州立大学とテキサス大学の共同実験では、一卵性双生児850組を対象に調査を実施。異なる環境で育った双生児でも、クラシック楽器の練習における上達度に大きな差が見られなかったのです。これは、努力できる能力が環境よりも遺伝子の影響を強く受けている可能性を示しています。

しかし、ここで諦めるのは早計です。

努力遺伝子は「ある・なし」の二択ではない

「自分には努力する遺伝子がないから無理だ」

このように短絡的に考えてしまうのは非常にもったいないことです。カリフォルニア大学の研究によれば、努力できる遺伝子は少なくとも3つのタイプに分類できるとされています。完全に努力できない「TT型」、ある程度努力できる「TC型」、そして努力が得意な「CC型」です。

つまり、多くの人は「TC型」という中間タイプに属している可能性が高く、適切な環境や動機付けがあれば、十分に努力を継続できる素質を持っているのです。私たちが新規事業リーダーを選ぶ際にも、この点は非常に重要になります。

3つの異なるタイプの遺伝子パターンを表す図表行動遺伝学の研究によれば、性格や行動特性における遺伝の影響は30〜50%程度。残りは環境要因によって形作られます。環境要因は「共有環境」(家庭環境や教育など)と「非共有環境」(友人関係や個別の経験など)に分けられ、それぞれ10〜20%、30〜50%の影響力を持つとされています。

どうですか?意外と環境の影響も大きいと感じませんか?

朝型・夜型も遺伝子で決まる?

努力の話から少し脱線しますが、「朝型人間」と「夜型人間」の違いも遺伝子によって大きく左右されることがわかっています。

英国のエクセター大学医学部の研究によれば、人間の体内時計を制御する遺伝子は従来考えられていた24個ではなく、実に351個も存在するそうです。これらの遺伝子の数によって、朝型の度合いが決まります。最も多く持っている上位5%の人は、最も少ない下位5%の人と比べて、平均で25分早く眠りにつくという結果が出ています。

朝型と夜型の人の活動パターンを表す時計のイラストこの研究で特に興味深いのは、朝型人間の遺伝子が脳と網膜に集中していることです。光を検知するメカニズムが遺伝子レベルで異なるため、同じ光の量を浴びても、人によって体内時計への影響が違うのです。

夜型人間が努力して朝型になろうとしても、遺伝的な制約がある以上、完全な変化は難しいかもしれません。

でも、これは言い訳にはなりません。自分の特性を理解した上で、最適な環境を整えることが大切なのです。

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新規事業リーダーに求められる「努力の質」

新規事業を成功させるリーダーに必要なのは、単純な「努力量」ではなく、「努力の質」です。

遺伝子によって努力のしやすさに差があるとしても、それを理解した上で自分に合った戦略を立てることが重要です。例えば、自分が「TC型」の中間タイプだと自覚しているなら、環境の力を最大限に活用すべきでしょう。

新規事業リーダーが戦略を考えている様子株式会社EmpowerXでは、300社以上の支援実績から、新規事業リーダーに必要な条件として以下の点を重視しています:

  • 自分の遺伝的・環境的制約を理解し、それを補完する戦略を立てられること

  • 朝型・夜型など自分の特性に合わせた最適な業務スケジュールを設計できること

  • 自分に合った「努力の仕方」を見つけ、継続できる仕組みを作れること

  • チームメンバーの多様な特性を理解し、それぞれの強みを活かせること

新規事業は不確実性との闘いです。遺伝的に努力が得意でなくても、自分の特性を理解し、環境を整えることで十分に成功できるのです。

まとめ:遺伝を理解し、環境を味方につける

努力できる能力は確かに遺伝の影響を受けますが、それは運命ではありません。遺伝と環境の相互作用を理解し、自分に合った戦略を立てることが重要です。

新規事業リーダーに求められるのは、自分の特性を理解した上で、最適な環境を整え、チームの多様性を活かす能力です。

努力は才能ではなく、自己理解と環境設計の賜物である。

遺伝子は変えられなくても、環境は変えられます。自分に合った「努力の仕方」を見つけ、新規事業の成功につなげていきましょう。

新規事業リーダーとして成功するための具体的な方法や、組織づくりのノウハウについてもっと詳しく知りたい方は、EmpowerXの営業支援サービスをぜひご検討ください。300社以上の支援実績から得られた知見をもとに、あなたの事業成長をサポートします。

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この記事を書いた人

堀本大然

新卒では、「SaaS × BPaaS」を提供するベンチャー企業に入社し、to C向けマーケティングや経営企画部向けプロダクトのCS業務に従事。EmpowerXではセールスイネーブルメントSaaSのISを経験し、現在はHRサービスのFS業務および社内マーケティングに従事。

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